2002年11月26日,第6次長期滞在クルー(Expedition 6)を乗せたSTS-113ミッションのスペースシャトル「エンデバー」がドッキングした.このミッションでは,「P1トラス」が取り付けられる.
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STS-113「エンデバー」 (1200 × 1700 pixel,448kb) |
「PMA-2に ドッキングした 「エンデバー(STS-113)」 (1200 × 1800 pixel,522kb) |
2002年11月27日
11月27日,「エンデバー」のロボットアームによって「P1トラス」が「エンデバー」のペイロード・ベイから取り出され,これを「SSRMS(カナダアーム2)」が把持,そして「S0トラス」左舷側に移動した後,電動式のボルトで「S0トラス」に固定された.
その数時間後から始まった船外活動では,「S0トラス」と「P1トラス」の電気配線の結合等が行われた後,「ユニティ」右舷側外壁にワイヤレスビデオ送信機(Wireless Video System External Transceiver Assembly : WETA)が取り付けられた.これまでは,船外作業を行う宇宙飛行士のヘルメットカメラからの画像はドッキングしているスペースシャトルのアンテナを経由して受信していたが,「WETA」で受信するようになったことにより,スペースシャトルがドッキングしていない時でもヘルメットカメラからの映像が利用できるようになった.
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P1トラス (1200 × 800 pixel,305kb) |
P1トラス(背面) (1200 × 750 pixel,235kb) |
「ユニティ」外壁に 取り付けられた 「WETA」 (1200 × 800 pixel,243kb) |
2002年11月29日
11月29日,船外作業により,「P1トラス」左舷端上部にもう一基の「WETA」が取り付けられた.
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「P1トラス」左舷端上部に
取り付けられた
「WETA」
(1200 × 800 pixel,266kb)
2002年12月1日
12月1日,予定されていた船外作業に先立ち,MTを「P1トラス」の左舷側に移動するコマンドが送信されたが,MTは目的地までの途中で突然停止してしまった.調査・検討の結果,これは「P1トラス」上部で収納状態にあったUHFアンテナが,MTの配線機構の動きを妨げていると判断された.そして,UHFアンテナを展開する作業が行われた後,MTは予定の位置まで移動できることが確認された.しかし,他の様々な要因も含めて検討した結果,「カナダアーム2(SSRMS)」をMTに移動させる作業は見送られた.
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展開された
「P1トラス」上部の
UHFアンテナ
(1200 × 740 pixel,238kb)
2002年12月3日
12月3日,帰還する第5次長期滞在クルー(Expedition 5)を乗せ,STS-113「エンデバー」が分離.
2003年1月16日
2003年1月16日,「P1トラス」後部中央のラジエーターが展開された.
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展開された
「P1トラス」後部中央の
ラジエーター
(1200 × 800 pixel,234kb)
2003年2月1日
アメリカ東部標準時2月1日午前9時(日本時間同日午後10時)頃,「コロンビア号空中分解事故」が発生.これにより,当分の間スペースシャトルの打ち上げが凍結されることとなった.
2003年2月2日
グリニッジ標準時2月1日午後4時(日本時間翌2日午前1時)00分54秒,プログレス補給船(M1-9)のドッキングが解除された.これは,「コロンビア号空中分解事故」の2時間後のことであった.