| おおぐま座にある人気天体M81 & M82のすぐ西側にある系外銀河.1月∼4月くらいの天文雑誌のフォトコンテスト等では,必ずといっていいほどM81とM82の両方を写野に捉えた写真が入選する.そういった写真にはこれまた必ずといっていいほどこの天体も写っているが,ほとんど誰も気がつかない.あまりに目立たないので,7800個以上の深宇宙天体が収録されている“New General Catalog(NGC)”にすら登録されていない.“UGC”とは,“Uppsala General Catalog of Galaxies”の略で,1973年に作成された系外銀河のカタログ.このカタログには2万近い系外銀河が収録されている.M81,M82を含む「M81銀河群」のメンバーである14.1等のこの天体,アマチュアが使う一般的な望遠鏡で見ようと言うのは無茶な話で,写真でもかすかな光のシミにしか写らない.
2006年1月23日 茨城県水戸市千波町自宅にて撮影 Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0) Vixen R200SS用コマコレクター使用 IDAS LPS-P1 フィルター Vixen GP·D 赤道儀 D80mm f560mm ガイド鏡 + ST-V にて自動ガイド BITRAN 冷却CCDカメラ BJ-41L (-22.0 ° C) IDAS Type Ⅲ 三色分解フィルター R,G,B画像は2×2ビニング 露光 L;10分×4フレーム + 15分×9フレーム R;7分×3フレーム,G,B;各5分×3フレーム LRGB合成(総露光時間226分) StellaImage5 & The GIMP にて画像処理 |