| きりん座の中で寄り添う2つの不規則銀河.とても淡いので,小口径の望遠鏡では見ることができないし,写真にもなかなか写らない.下の写真中央の淡い光のシミがNGC2366で,南西側のちょっと離れて写っているのがNGC2363である.NGC2363の方は,かつてNGC2366の中にある巨大な散光星雲(HⅡ領域)と思われていたこともあり,また,NGC2366に含まれる恒星の集団と分類されたりしたこともあったが,現在では,NGC2366と重力による相互作用を及ぼしあっている別の銀河ということになっている.目立たないが,大変興味深い天体である.距離1000万光年.
2003年1月2日 茨城県水戸市千波町自宅にて撮影 Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0) Vixen R200SS用コマコレクター使用 IDAS LPS-P1 フィルター Vixen GP·D赤道儀 D80mm f560mm ガイド鏡 + ST-V にて自動ガイド BITRAN 冷却CCDカメラ BJ-41L (-18.0 ° C) IDAS Type Ⅲ 三色分解フィルター R,G,B画像は2×2ビニング 露光 L;10分×2フレーム + 15分×5フレーム R,G,B;各5分 LRGB合成 (総露光時間110分) StellaImage5, Cinepaint & The GIMP にて画像処理 |