散開星団M7(NGC6475)

<さそり座マップへ> | さそり座の毒針の先に見える明るい散開星団.それゆえ,たいへん古くから知られ,プトレマイオスの記述が残されているほどである.しかしながら,地上に光があふれている今日,特に夏場に湿気の多い日本では南の低空はいつも霞んでいて,なかなかこの星団にお目にかかることができない.
 夕立の後など,低空まで空が澄んでいる時なら,確かに肉眼でも確認できる.双眼鏡があればなかなか素晴らしい眺めを楽しめるだろう.夏の天の川の濃い部分にあるので,大きめな望遠鏡の低倍率で眺めた時には周囲にたくさんの微光星が見え,その賑やかな視野の中で一際明るく輝く青い星たちの群れが何とも美しく,味わい深い.距離800光年.

<画像:散開星団M7>
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<<撮影データ>>
2007年5月14日 茨城県水戸市千波町自宅にて撮影
Canon EF200mmF2.8L 絞りF4.0
タカハシ スカイパトロール(ノータッチガイド)
Canon EOS Kiss DigitalISO800相当に設定)
露光:1分×20フレーム(総露光時間20分)
StellaImage4,5 & The GIMP にて画像処理

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