アメリカの民間企業「オービタル・サイエンシズ社」が開発した固体燃料ロケット．型紙は“Erick's Models”から（既にサイトが閉鎖されているため，現在は入手不可）．
2004年5月20日，台湾の高解像度地球観測衛星“ROCKSAT-2”（後に“FORMOSAT-2”）を搭載，ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた機体で，4桁の数字が示すように（4桁の数字についてはTaurus 2110を参照），初段に「キャスター120」モーター，上段にも拡張型モーター，そして，直径92インチのフェアリングが用いられた「トーラス-XL」タイプである．
打ち上げは成功，“ROCKSAT-2”は2016年8月19日に停波するまで台湾島周辺のリモートセンシングを続け，そのデータは災害の評価をはじめ，環境・海洋監視，農業・都市計画などに役立てられた．
なお，「トーラス-XL」タイプの機体は4回打ち上げられたが，成功したのはこの最初の一回を含めて二回だけで，2017年10月31日の打ち上げを最後に退役している．
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総重量：77t 全長：31.9m 直径：2.3m 軌道投入能力：1.57t（低軌道） |
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