Black Brant ⅤⅢC

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カナダの民間企業「ブリストル・エアロスペース」が開発・製造した観測ロケット．型紙は“https://sites.google.com/site/waynenator/paperrockets”から．
 地対空ミサイルのブースターであった「ナイキ」を第一段に用いた二段式の観測ロケットであり，「ナイキ・ブラック・ブラント」とも呼ばれる．第二段にブラック・ブラントⅤBを用いるⅧB型，ⅤCを用いたⅧC型の二種類がある．
 二段式となったことによる，搭載重量や最高到達高度等には大きな性能向上は見られないが，Ⅴ型の標準である44cmよりも太く，最大56cmまでの直径を持つペイロードも搭載することができた．また，モジュール化された数種類の回収システム，ペイロード分離システム，デスピンを組み合わせて搭載でき，用途に合わせて柔軟に対応することが可能であった．
 Ⅷ型としての初の打ち上げは1975年12月4日（ⅧC型は1976年11月17日），以来，1980年10月まででB型C型合わせて30回打ち上げられている．

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Black Brant ⅤB，ⅤC と ⅧC
（1200 × 1400 pixel，569kb）

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実機の打ち上げ年表|

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