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「夜空の宝石」 |
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| 火星に土地を購入しました．これは Lunar embassy（ルナエンバシー）社から販売されているものですが，全くの冗談でもなく，権利書など書類も揃った本格的なものです．Lunar embassy社によれば，「この土地の所有権は現行の法体系では実際に成立する」のだそうです．とはいっても半ば冗談なんですが，冗談もここまで本気でやれば立派なものです．購入した私自身も冗談のつもりだったのですが，アメリカ公文書サイズの立派で本格的な権利書が届いてみるととても嬉しくなりました．そこで，購入した土地付近の風景をCGで作成したので，紹介します．
購入したのはオリンポス火山の東南東側の麓からさらに東南東に約３００ｋｍ，広さは１エーカー（約１８００坪，サッカーコートが入る程度）です．下の画像は火星の標高データを少し立体的にしただけのものですが，左下のマークがその場所，ピンク色の扇形はその下の画像で見えている方角の範囲を表しています．
下の画像が私の土地に立った時に見えるオリンポス山方向の眺めです．火星の大気中にはたくさん赤い砂が漂っているだろうということで，バイキング１号が撮影した火星表面の写真を参考に，空の色を青ではなく，オレンジ色っぽくしてみました．また，薄い大気に漂っている雲もイメージしていれてみました（ちょっと多すぎたかもしれませんね）．太陽系最大の火山，オリンポス山ですが，標高が２３０００ｍもあるとはいえ，その裾野は６００ｋｍもありますから，その全景を見渡せる位置から見ると平べったく見え，「そびえ立つ」地球の大きな山とはずいぶんと違った印象で，「山」というより「丘」という感じに見えます．
今度は飛行機で上空を通ったことを想定して，上空１０，０００ｍからの眺めです（火星で飛行機が飛べるかといった問題はここでは無視してます(^^;)）．上空１０，０００ｍといえば，地球ではどんな山でも上から眺められる高度ですが，オリンポス山では５合目の高さにも及びません．そんな訳で，地球の風景を見慣れている目には，地上からの景色にしか見えませんね．ちなみに，雲の高さは１６，０００ｍとしています．
太陽系最大の火山，オリンポス山．地上からはもとより，上空１０，０００ｍから見てさえもあまり山に見えないので，地球に帰るロケットの窓から見える光景を想定して，上空２０ｋｍからの眺めです．この高さからでようやくオリンポス山の全景が望めます．私自身は実際に見ることは不可能ですが，遠い子孫がこの光景を眺める日が来るのでしょうか．その時はどんな気分で眺めるのでしょう．．．
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