球状星団M79(NGC1904)

<うさぎ座マップへ> | 冬の星座には1等星が多く,実に華やかである.さらに,その中にはオリオン大星雲などやはり華やかな天体も数多い.その中でこのM79はうさぎ座という目立たない星座にあるうえに視直径が小さい(8.7分.ちなみにM13は16.6分)ため,どうしても見逃されがちだ.しかしながら,実は冬の夜空にはM79の他には目立った球状星団がない(メシエ天体では唯一)ので,機会があれば是非見てみることをお勧めしたい.C.メシエではなく,P.F.A.メシアンが1780年に発見した球状星団で,密集度は5,実直径60光年.南に低いので条件が良い夜でないと良く見えないが,条件さえ良ければ意外にも小口径の望遠鏡でもその綺麗な姿を楽しむことができる.距離4万3000光年.

<画像:球状星団M79>
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<<撮影データ>>
2004年10月18日
茨城県水戸市千波町自宅にて撮影
Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0)
Vixen R200SS用コマコレクター使用
IDAS LPS-P1 フィルター
Vixen GP·D 赤道儀
D80mm f560mm ガイド鏡 + ST-V にて自動ガイド
BITRAN 冷却CCDカメラ BJ-41L (-8.0 ° C)
IDAS Type III 三色分解フィルター
R,G,B画像は2×2ビニング
露光 L;3分×12フレーム + 5分×8フレーム
R,G,B;各2分×3フレーム
LRGB合成(総露光時間94分)
StellaImage4 & The GIMP にて画像処理

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