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「夜空の宝石」 |
BBS|
| 一般的に，惑星状星雲という天体は視直径が小さい．これは，そもそも実直径が小さいためなのだが，この天体の視直径は約15′，満月の半分にも匹敵する．実直径約3光年のこの天体がこれほど大きく見えるのは約650光年という近距離にあるためで，我々に最も近い惑星状星雲の一つである．
ハッブル宇宙望遠鏡とNOAO（National Optical Astronomy Observatory）の画像を合成して得られたこの天体の画像が公開され，一部では「神の目」と呼ばれたり，7つの願いごとがかなう写真だとかでチェーンメールのネタに使われたり，3000年に一度の現象だなどという尾ひれまでついて紹介されたりしたが，惑星状星雲としては（少なくとも見た目では）それほど特異な天体という印象はない．天体写真のターゲットとしては結構メジャーなものなので，この天体の写真で願いごとが叶うならば幸福な天文マニアが巷にあふれてしまいそうだ．いずれにせよ，美しい天体であることは間違いないわけで，この天体を愛でるついでに願いをかけてみるのも悪くないかもしれない．ちなみに，下の画像を撮影した日の空は透明度が悪く，「7つの願い」どころか「綺麗に写ってくれ」というたった一つの願いも叶わなかったようだ．
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2009年9月25日 茨城県水戸市千波町自宅にて撮影 Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0) Vixen R200SS用コマコレクター使用 タカハシ EM-400 Temma2 赤道儀 D80mm f560mm ガイド鏡 + NexImage & GuideWalkにて自動ガイド Canon EOS Kiss X2（SEO-SP2E改造，ISO200相当に設定） 露光：6分×20フレーム（総露光時間120分） StellaImage6 & The GIMP にて画像処理 |
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