系外銀河NGC4244

<りょうけん座マップへ> | 視直径が17.0′×2.2′と,非常に薄いエッジオン銀河.光度10.4等と系外銀河としては明るい方なのだが,実は見えそうで見えない銀河である.銀河中心部にはかなり明るい点状の部分があるが,これがこの銀河の核なのか手前にある恒星なのかはっきりしない.かなり淡いものの,中心部には同じエッジオン銀河のNGC4565と同じような暗黒帯も見られ,全体的にはNGC4565をもっと薄くしたような印象で,円盤のところどころにはHⅡ領域らしい赤い部分も見られる.一般的に,このようにバルジの膨らみが薄いエッジオン銀河は,上からみるとM101のように緩く巻いた渦銀河といわれるが,この銀河とM101を見比べるとなんとなく納得できる気がする.りょうけん座I銀河群の一員で,距離1400万光年.

<画像:系外銀河NGC4244>
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<<撮影データ>>
2005年2月5日 茨城県水戸市千波町自宅にて撮影
Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0)
Vixen R200SS用コマコレクター使用
IDAS LPS-P1 フィルター
Vixen GP·D 赤道儀
D80mm f560mm ガイド鏡 + ST-V にて自動ガイド
BITRAN 冷却CCDカメラ BJ-41L (-16.0 ° C)
IDAS Type Ⅲ 三色分解フィルター
R,G,B画像は2×2ビニング
露光 L;10分×16フレーム
R;7分×3フレーム,G,B;各5分×3フレーム
LRGB合成(総露光時間221分)
StellaImage5, & The GIMP にて画像処理

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