系外銀河NGC3448

<おおぐま座マップへ> | 視直径が小さく目立たないが,大変興味深い銀河.特異銀河のカタログ, Atlas of Peculiar Galaxies(Arp)にも収録され,Arp205の番号を持つ.東北東−西南西方向にアンテナ状の構造を持っている(下の画像ではかすかに解る程度)のが特徴で,画像右側に写っている別の系外銀河UGC6016につながっているように見え,この銀河と相互作用しているのかもしれない.なお,NGC3448の北側に多数見られる光斑は“Zwicky 3590”という21億光年彼方(※注)の銀河団の姿である.

<画像:系外銀河NGC3448>
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※注:この銀河団の赤方偏移量を示す“z-index”は 0.176141.ハッブル宇宙定数(H0)をH0=71km/sec/Mpc
としたとき,Einstein-De Sitter 宇宙モデルから計算される距離(Light Travel-Time

<<撮影データ>>
2005年12月31日 茨城県水戸市千波町自宅にて撮影
Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0)
Vixen R200SS用コマコレクター使用
IDAS LPS-P1 フィルター
Vixen GP·D 赤道儀
D80mm f560mm ガイド鏡 + ST-V にて自動ガイド
BITRAN 冷却CCDカメラ BJ-41L (-18.0 ° C)
IDAS Type Ⅲ 三色分解フィルター
R,G,B画像は2×2ビニング
露光 L;10分×14フレーム
R;7分×3フレーム,G;5分×3フレーム,B;5分×2フレーム
LRGB合成(総露光時間206分)
StellaImage5, Cinepaint & The GIMP にて画像処理

NGC3448付近反転強調画像

上の画像を反転・強調したもの.白い矢印の部分が上記の「アンテナ構造」.

<画像:NGC3448付近反転強調画像>
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