| 実直径7万光年ほどの渦巻き銀河をやや斜め上から見た姿.角度のせいか明るい部分が「へ」の字に見える.眼視では淡い広がりが見えず,この「へ」の字だけが見えるため,中心で折れ曲がった不規則銀河のような印象を受ける.しかし,こうして写真に撮ってみると実はそれほど変哲のない,普通の渦巻き銀河(分類は棒渦巻き銀河:SB型)のようだ.ところが実際にはやっぱり「変哲のある」銀河で,X線観測衛星チャンドラとハッブル宇宙望遠鏡の観測により,この銀河中心から銀河円盤に垂直方向に吹き出す,時速600万km,長さ2000光年にもおよぶ「スーパーウィンド」が見つかっている.距離5500万光年.
2007年12月10日 茨城県水戸市千波町自宅にて撮影 Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0) Vixen R200SS用コマコレクター使用 IDAS LPS-P1 フィルター Vixen GP·D 赤道儀 D80mm f560mm ガイド鏡 + ST-Vにて自動ガイド BITRAN 冷却CCDカメラ BJ-41L (-18.0 ° C) IDAS Type Ⅲ 三色分解フィルター R,G,B画像は2×2ビニング 露光 L;10分×18フレーム R;7分×3フレーム G,B;各5分×3フレーム LRGB合成(総露光時間231分) StellaImage5 & The GIMP にて画像処理 |