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「夜空の宝石」 |
BBS|
| 冬の派手な星座のまっただ中で地味な存在，あまり有名でない星座「いっかくじゅう座」だが，その星座の中にはとても美しい，そして神秘的な天体が数多くある．この天体もその一つで，散開星団，輝線星雲，さらに暗黒星雲が織りなす宇宙の造形である．散開星団は大変にまばらでわかりにくいが，20cmクラスの望遠鏡で見ても，星団の付近がうるんでいるように見えるのが良くわかる．写真のほぼ中央に輝くのはいっかくじゅう座S星．4.2等から4.6等の範囲で明るさを変える不規則変光星で，その近くには青白い反射星雲も見られる．南側には赤い輝線星雲が広がっていて，南の方にはその光を遮る暗黒星雲の姿もある．この暗黒星雲の形から『コーン星雲』『クリスマスツリー』などというニックネームがつけられている．このように入り組んだ構造をもつ星雲は恒星の誕生の現場になっていて，見た目に美しいだけでなく，天文学上大変興味深い領域であり，限りないロマンを感じさせる領域でもある．距離2330光年．
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2001年11月13日 茨城県東茨城郡内原町 かたくりの里にて撮影 Vixen R200SS 200mm 反射鏡筒 (f800mm F4.0) Vixen R200SS用コマコレクター使用 IDAS LPS-P1 フィルター Vixen GP·D 赤道儀 D80mm f560mm ガイド鏡 高感度ビデオカメラ + 2.5inchモニターにてガイド Vixen VX-2 （マグニファイアによるピント合わせ） FUJICHROME TREBI 400 露光35分 +1段増感現像 |
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