Viking 10

 オリジナルのバイキングロケット（RTV-A-12）の直径を太くした改良・発展型．型紙は “Niels papermodels” から．
 バイキング1 からバイキング7 まではオリジナルのロケットが使われたが，以降はこのタイプが使われた．なお，バイキング8は1952年6月6日の地上試験の際に事故で失われたため，実際に打ち上げられたのは バイキング9からである．そのため，このタイプのロケット（RTV-N-12a）は“バイキング・タイプ 9”とも呼ばれている．
 モデルは1954年5月7日に打ち上げられたバイキング10．この時にはロケット自体の種々のチェックの他，上層大気の観測と，その領域における宇宙線の観測が行われた．