アメリカで運用されている固体燃料・二段式の観測ロケット．型紙は“Zach's PaperSat Designs”から．
第一段に用いられる「テリア」ロケットは，元々は艦対空ミサイルであり，その開発は太平洋戦争終盤まで遡る．本来は実験作だったが，その優秀な設計から，アメリカ海軍で最も早く実戦配備された艦対空ミサイルとなった．さらに，研究目的でも使用されるようになり，弾頭部を換装して様々なロケットを搭載，気象観測等に用いられた．
第二段に用いられる「マレミュート」ロケットは，サイオコール社が高高度の観測・研究に用いることを目的に開発したもので，230kgのペイロードを最高高度400km，または41kgのペイロードを700kmまで打ち上げることができた．「インプルーブト・マレミュート」はロケットモーターをTU-758からTX-486-1に変更した性能向上型である．
272〜544kgのペイロードを150〜300kmまで打ち上げることができ，極超音速研究，再突入試験飛行等のミッションで活躍中である．
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総重量：1568kg 全長：12.7m 直径：0.46m |
※テリア-インプルーブド・マレミュートのデータが収集できなかったため，
代わりにテリア-マレミュートのデータを記載．
画像をクリックすると大きな画像（900 × 1600 pixel，460kb）が表示されます．
代わりにテリア-マレミュートのデータを記載．
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