2000年代の初め，当時開発中だった長征5号の技術を応用して開発された，中国の衛星打ち上げロケット．型紙は“Zach's PaperSat Designs”から．
長征5号は，長征2号，3号，4号を置き換えることを念頭に，2000年代初めから開発が始まった．そしてそれは，直径5m，3.35m，2.25mという3種類のモジュールによって構成されることになっており，それぞれ1基または2基の液体燃料エンジンを用いる計画であった．
長征5号では，コアステージに直径5mのモジュール，用途によって直径3.35mあるいは2.25mのモジュールがブースターとして用いられる．この，直径2.25mのモジュールを基本に，単体で打ち上げロケットとして使用できるようにしたものが長征6号であり，3.35mのモジュールを発展させたものが長征7号となって行く．
2015年9月19日，太源衛星発射センターから初めて打ち上げられ，複数搭載した衛星すべての軌道投入に成功，以来，2022年9月までで11回打ち上げられ，全て成功している．また，長征6号に固体燃料ブースターを加えた長征6号Aは中国の衛星打ち上げロケットとして初の固体燃料ブースターを用いた機体となり，こちらは2022年3月22日に初打ち上げ，以来2023年10月まで4回打ち上げられ，これも全て成功，長征6号，長征6号Aともに2024年2月現在も現役である．
|
総重量：103t 全長：29m 直径：3.35 軌道投入能力：1080kg（太陽同期軌道） |
画像をクリックすると大きな画像（900 × 2500 pixel，482kb）が表示されます．
下の各画像もクリックすると大きな画像が表示されます．
下の各画像もクリックすると大きな画像が表示されます．
 別角度から （900 × 1500 pixel，458kb） |
 エンジン部分 （900 × 1500 pixel，510kb） |
